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BT材料に供給逼迫 高階基板・コントローラIC・封止価格は上昇の兆しAI材料争奪戦が目前に迫り、欣興・南電・日月光・群聯などのサプライチェーン企業の価格改定が動き始める(5/27)

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  • 5月27日
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概訳 LEAD


AI演算と高階用途の需要拡大により、三菱瓦斯化學(MGC)のBT材料納期が大幅遅延 ABF基板とIC封装業者の価格上昇が予想される


AI演算および高階アプリケーションの需要が継続的に加熱していることを受け、日系企業・三菱瓦斯化學(MGC)は通知を発出し、低熱膨張係数(Low CTE)を有するガラス布原料の不足および注文の急増により、BT(ビスマレイミド・トリアジン)樹脂材料の納期が大幅に延長されたことを明らかにした。業界関係者によれば、現在はNVIDIAおよびAMDによる引き合いのピーク期にあたり、AI半導体向け材料の争奪戦が発生寸前であり、BT材料の価格は高騰しつつある。これにより、AI向け高階ABF基板メーカーである欣興(Unimicron)および南電(Nan Ya PCB)、さらにはコントローラIC設計企業である慧榮(Silicon Motion)および群聯(Phison)、IC封装大手の日月光(ASE)などの製品価格上昇が期待される状況である。


サプライチェーンの最新情報によれば、日系のMGCは最近、台湾系基板メーカーに対し、厚さがわずか0.04mmまたは0.06mmのBT材料(NS/NSF Low CTE Glass)の一部ロットについて、納期がすでに16~20週に達していると通知した。これは通常納期の2倍以上に相当する。汎用規格であるNSAシリーズにおいても、納期が4~6週に延びており、全体的に遅延傾向が顕著である。


加えて、日系企業のResonac(旧:昭和電工、力森諾科)からも供給不足の情報が伝えられており、BT材料の二大供給元がともに警戒レベルに達している状況である。これに伴い、ガラス布および銅張積層板(CCL)の納期も延長傾向にあり、各業者は材料確保に奔走している。


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