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1212 建舜電JEMの高速伝送・AIサーバー向け事業拡大と2026年成長ドライバー
建舜電JEM は、AIサーバー需要の増加と高速伝送規格の高度化を追い風に、事業転換の成果が顕著になっている。2025年にはAIサーバー内部線材サプライチェーンに参入し、2025年第4季に量産を開始。Thunderbolt 5(80Gbps/120Gbps)の認証をわずか4カ月で取得し、世界で5社目の供給企業となった。高付加価値製品比率の上昇や、泰国工場の最適化により収益構造の改善が進む。 高速伝送領域では、 Thunderbolt 5量産が2025年第4季に開始され、同社の信号整合性技術や高周波損失管理の実力が示された。USB4(40G/80G)製品も出荷が拡大 し、PC・周辺機器、産業機器市場での浸透を高めている。 AIサーバー向けでは、MCIO、SlimSAS、EDSFF、Gen-Zなど高速内部線材の開発を完了し、AI演算、クラウドストレージ、エッジ機器に供給を開始。東莞第二工場をServer Cable専用基地へ転換し、顧客との共同開発によりリードタイム短縮と量産対応を強化。グローバル顧客への出荷も開始しており、AIサーバー売上比率は段階的
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9 分前
1212 GaAs Epi市場の現状と2026年に向けた需要ドライバーの変化
全新光電VPEC は、2026年のスマートフォン市場が「横ばいか、わずかに成長する程度」とみている。一方で、AI資料センターでは高速伝送の必要性が急速に高まっており、この分野が同社の主な成長エンジンになると判断している。AI資料センターでは、より高速で大量のデータ処理が求められ、銅線の代わりに光ファイバーが使われることで、伝送速度が向上し、消費電力も抑えられている。光通信産業は今後5~10年は成長が続くとの見方が一般的で、三五族半導体メーカーは積極的に投資を進めている。 全新の2025年前3四半期の売上は24.2億元。第3四半期の利益率が低かった理由は、米国代理店の出荷タイミング、為替の影響、工業用電力の20%上昇、中国の輸出規制による高価格基板(ドイツ・日本製)の使用などである。微電子製品では、スマートフォンだけでなく、Wi-Fi 6/6E/7のルーターや、将来普及が期待されるAI眼鏡でもGaAsが広く使われる見通しである。ただし、メモリ不足の影響で2026年の世界スマホ出荷は−1~+2%と控えめな予測となり、消費市場の見通しは不透明である。
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15 分前


1211 台湾上場企業の11月売上が過去最高水準、AIサーバー関連がけん引
台湾の上場・店頭企業の 11月売上高は4.67兆元となり、11月としては史上最高 、単月でも過去2番目の規模となった。前月比 0.68% 増、前年同月比 17.01% 増 と大幅に伸長し、5カ月連続で売上が4兆元を超えたのは初めてである。通年売上は 50兆元突破が視野に入っている。 また、11月に単月売上の過去最高を更新した企業は 87社 に達し、1〜11月累計では 45.82兆元(年 +12.69%) と、こちらも同期で過去最高となった。 売上規模では、 鴻海Foxconn (8,443億元) 台積電TSMC (3,436億元) 緯創Wistron (2,806億元) 廣達Quanta (1,929億元) 文曄WTMicro (1,165億元) 和碩Pegatron (1,018億元) の6社が 1,000億元超えを記録。鴻海は歴代2位、台積電は3位で、緯創と廣達は過去最高を更新した。いずれも AIサーバー関連の出荷増加が成長を強力に押し上げた。 特にAIサーバーの需要が顕著で、 緯創(Wistron):11月売上 2,806億元(年 +194
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1 日前
1210 H200対中輸出の緩和と台湾サプライチェーンへの影響
米国のトランプ大統領は 8 日、習近平国家主席に対し、輝達(NVIDIA)の H200 GPU を条件付きで中国に輸出する方針を伝え、習氏から前向きな反応を得たと明らかにした。 米国政府は、この販売額の 25%を取り分として徴収する仕組みを検討しており、徴収方法としては、台湾メーカーが米国で安全保障審査を受ける際に「輸入税」形式で課す案が有力とされる。 H200 は従来の H20 より高性能で、NVIDIA の中国向け売上は少なくとも 80 億ドルに達する可能性がある。これに伴い、製造を担う TSMC の 4nm 投片量も増加する見通しである。 分潤率は 15% から 25% へ引き上げられたが、市場ではなお成長メリットの方が大きいとみられている。発表後の株価は、NVIDIA が 0.8%、TSMC ADR が 0.7% それぞれ下落した。 トランプ氏は自身の SNS「Truth Social」で、強力な安全保障条件を維持した上で H200 の輸出を認めると表明し、同様の枠組みを AMD や Intel などにも適用すると述べた。ただし、より先進
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2 日前
1209 白銀価格急騰が電子材料・受動部品サプライチェーンに与える影響
2025年初め以降、白銀価格は約2倍に上昇し、銅(約3割上昇)や金(約6割上昇)を大幅に上回る伸びを示している。この動きから、市場では白銀が「新たな黄金」とみなされつつある。2026年も、リスク回避需要の高まりと地域的な供給不足を背景に、強い上昇が続くと予測されている。 電子材料メーカーの 勤凱ample は、直近3カ月で銀価格が3割以上上昇したことを受け、導電銀ペースト製品の価格を国際相場に合わせて段階的に調整している。受動部品メーカーとはすでに協議を開始しており、各社とも新たな価格体系を受け入れる姿勢が強まっている。同社によると、銀ペーストは電感(インダクタ)・電阻(抵抗器)などの受動部品メーカーに加え、半導体・LED封止工程のリードフレーム向けにも出荷されている。 一方、銅ペーストはMLCC向けに供給されており、勤凱は銀ペースト・銅ペーストのいずれの分野でも2025年にシェアが拡大したとしている。さらに2026年には、日本の受動部品サプライチェーンへの本格参入を計画している。 サプライチェーン関係者によれば、貴金属価格の全面的な上昇により、
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2 日前


1209 800G超光モジュール需要が急増し、EMLレーザーが深刻な供給不足に。AIデータセンター高速互連の負荷が上流サプライチェーンに波及
AIデータセンターが大規模クラスタ化する中、性能を左右する高速光インターコネクトの重要性が急速に高まっている。TrendForceによれば、800G以上の光モジュール需要は2025年に2,400万組、2026年には6,300万組へ拡大し、前年比2.6倍の急成長が続く見通しである。この急激な需要増により、レーザー光源の供給構造そのものが逼迫し、上流工程の負荷が顕著に高まっている。 特に、長距離伝送に不可欠な**EML(Electro-Absorption Modulated Laser)**は供給が追いつかず、すでにボトルネック化している。NVIDIAは供給リスクに備え、主要EMLチップメーカーの生産能力を長期的に確保しており、納期は2027年以降にまで延伸している。これを受け、光モジュールメーカーやCSPは代替調達源の探索を始め、上流レーザーサプライチェーンの再編が進む兆しが出ている。 EMLは単一チップ上に変調機能を統合する必要があるため、製造難易度が高く、世界でも供給企業は極めて少ない。データセンターの通信距離が伸び、信号品質要求が厳しくなる
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3 日前
1209 台湾11月輸出、AI・HPC向け需要により単月過去最高を更新
台湾財政部が12月9日に発表した11月の輸出統計によれば、AI(人工智慧)、高性能運算(HPC)、クラウドサービス向け需要が強く、市場の引き合いも活発であったことから、 11月の輸出額は640.5億ドル(前年比56%増)と、単月として過去最高を更新した 。輸出のプラス成長は25ヶ月連続である。輸入額も479.7億ドルと単月で過去最高に達した。 品目別では、情報通信・視聴覚製品(顕示卡・サーバー等)が前年比1.7倍と大きく伸長。電子部品もAI関連需要やメモリの価格・数量上昇により29.3%増となり、いずれも単月として過去最高値を記録した。両分野を合計すると、総輸出の**73.7%を占め、合計の伸び率は51.8%**となった。 輸出先別では主要市場すべてで増加し、特に対米国輸出は金額・伸び率ともに過去最高で、前年比1.8倍、総輸出に占める割合は38.1%に達した。欧州向けは36.8%増、東南アジアは31.5%増、日本向けは18.2%増、中国・香港向けは16.5%増と幅広い地域で拡大が続いた。 政府は今後について、AIアプリケーション拡大に伴う世界的な
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3 日前
1203 OnsemiとInnoscienceがGaN普及加速へ向けて協業
Onsemi と Innoscience は、40〜200V帯のGaNパワーデバイスの普及を加速するため、協業に向けたMoU(覚書)を締結した。両社は、それぞれが持つ強み――Onsemiのシステム設計・パッケージング技術、InnoscienceのGaNプロセス技術と大規模量産能力――を組み合わせることで、産業・自動車・通信インフラ・民生機器・AIデータセンター向けに高効率でコストを抑えたGaN製品を広く提供することを目指す。 これまで低〜中耐圧GaNは、製品の種類が少ないことや量産キャパシティ不足などが普及の妨げになっていた。今回の協業は、この障壁を取り除き、以下の幅広い市場にGaN製品を本格的に展開することを狙う。 産業:ロボット向けモータードライブ、太陽光マイクロインバータ、最適化装置 自動車:DC-DCコンバータ、同期整流 通信インフラ:DC-DC、POLコンバータ 民生・量産市場:AC-DC電源、充電器、モータードライブ、電動工具、軽量モビリティ AIデータセンター:中間バスコンバータ、DC-DC、BBU Onsemiは、この協業により
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6 日前
1205 AIサーバーの液冷化が進む中で浮き彫りとなる課題
GPUの消費電力が急上昇し、従来の空冷方式では熱を処理しきれなくなっている。そのため、AIサーバーやデータセンターでは、液冷への移行が避けられない流れとなっている。 Ansys の丁羽辰氏・陳建佑氏は、この転換によって 信頼性評価の重要性が増し、複数レベルを跨ぐシミュレーション需要が急拡大している と説明する。 AIサーバーが液冷に移る際、技術者が直面する課題は主に3つある。 ① システム統合の難易度が一気に上がる 既存のサーバーはほとんど空冷前提で設計されており、液冷に対応するには、 ・部品配置の互換性 ・製造性 ・配管や接続の密封性 ・筐体内の干渉 など、多くの点を再検討する必要がある。 ② 主動的な熱管理(Active Thermal Management)が必須になる AIサーバーは負荷の変動が激しく、その結果、発生する熱も大きく上下する。 そのため、温度変化を予測しながらポンプ流量などを動的に制御する 「予測型・自動調整型の熱管理」 が求められる。 ③ 冷板や液冷モジュールの設計が極端に複雑化する 最適な冷却性能を確保するには、 ・微細
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6 日前
1206 信驊Aspeed -BMC大手-業績好調(2025年11月)
信驊科技Aspeed (5274)は、AIサーバーおよび一般サーバー需要の高まりを背景に、2025年11月単月売上が8.4億元となり、月増15%・年増23.4%で過去最高を更新した。1〜11月累計売上は82.13億元(年増43.5%)と、大幅な成長を示している。 同社は世界最大の BMC(Baseboard Management Controller) メーカーであり、製品はAIサーバーと一般サーバー双方に採用されている 。 林鴻明董事長は、サプライチェーンの安定化により出荷が予想を上回っていると述べ、2026年の業績拡大に自信を示した。受注の見通しは2026年第2四半期まで可視化しており、下期にはAIサーバーおよび一般サーバーの新プラットフォーム展開が予定されている。法人筋は、2026年第1四半期売上を26〜27億元、毛利率66.5〜67.5%と予測している。 また、投資家の関心が高い次世代BMC「AST2700」は2025年に送样、2026年第1四半期より量産開始予定である。DDR5を採用し前世代AST2600を上回る性能を持ち、主要サーバー
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6 日前
1203 台積電TSMC CoWoS増強が牽引するAI半導体需要の拡大
Morgan Stanley(大摩) によれば、2026年のAI半導体市場は「非常に強い」成長を示す見通しである。特に 台積電TSMC (2330)のCoWoS先進封裝能力が急拡大しており、 2025年予測を再び上方修正し、2026年に月産12.5万片(前回予測10万片)へ25%増 とした。これは2024年末の7万片比で79%増に相当する。これを踏まえ、大摩は 台積電、 聯發科Mediatek、京元電KYEC、信驊Aspeed、世芯-KY Alchip、創意Unichip を「優於大盤」と評価した。 供給側では、 輝達(NVIDIA) がCoWoS-L需要を59万片→70万片へ上方修正 し、2026年末までにAI GPU売上5,000億美元目標を示す。また特許通訊(Spectrum)対応としてCoWoS-S月5,000片を追加要求している。 博通Broadcom については 、Meta ASICの設計変更でCoWoS-Lが2万片減となるが、Google TPU需要の増加によりCoWoS-S注文が15.5万片→20万片に拡大し、 総注文は21万片→
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12月3日
1202 鴻海Foxconn、GPU・TPU両陣営でAIサーバー供給網の中核へ
過去2年間、AI産業は世界的に成長を維持し、特にChatGPTの登場以降、NVIDIAのGPUが市場を牽引してきた。一方、直近では Google が自社開発TPUを用いたAIサーバーを「Gemini 3」とともに発表し、市場の注目がGPUからASIC型加速器へも広がっている。 ただし、NVIDIA GPU・Google TPUのいずれにおいても、半導体製造から液冷・散熱・連結部材、CPU/TPUトレイ、最終機櫃組立に至るまで、台湾サプライチェーンが不可欠である。GoogleのTPUサーバーでは、主機板を 英業達Inventec 、CPU Trayを 鴻海Foxconn が担当している。 鴻海はNVIDIA主導のGPU陣営に加え、Google TPU v6p、AWS Trainium、Microsoft Maia など主要クラウド企業のASIC系AIサーバーでも重要供給者である。劉揚偉董事長は、AI産業が2026年の最重要成長領域であり、AI機櫃製品はGPUに加えASICにも拡大、AIサーバー市場シェアは40%から更に伸長し、GPUとASICの構成
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12月2日
1201 聯電、IMECと連携しシリコンフォトニクス分野へ本格参入
輝達(NVIDIA) は、次世代AIプラットフォーム「Rubin」から矽光子(Silicon Photonics)を本格導入し、AIサーバーへのCPO(Co-Packaged Optics)の採用も拡大させる見通しである。これにより矽光子需要が急増すると予想され、 台積電TSMC が研究開発を加速する中、 聯電(UMC , 2303)もIMECと提携し、矽光子前段製造に参入した。 聯電は28nm・22nmの成熟ノードを活用できる点が強みで、2026年の試験生産、2027年の量産開始を計画している。IMECは欧州晶片法の中心的研究機関で、波導・調變器・熱管理・EDAモデルまで世界最先端の技術を持つ。聯電はIMECの光子PDKを利用することで、設計ルールの取得、共同開発、量産立ち上げ期間の短縮、国際大手企業との技術接続性向上といった利益を得られる。 AIの学習・推論ではデータ量が急増し、銅線伝送では800G/1.6T級ネットワークに対応できなくなりつつある。矽光子は消費電力を10倍以上削減し、遅延も10〜20倍改善できるため、次世代データセンターに不
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12月2日
1129 MetaのTPU採用検討と台湾サプライチェーンへの影響
報道によると、MetaはGoogleと協議を進めており、2027年から自社データセンターでGoogle自社開発のTPUを大規模に採用する可能性がある。また、最短で来年からGoogle CloudのTPUをクラウド経由で利用開始する案も検討されている。背景には、NVIDIA GPUの不足と長期化するリードタイム、およびMetaが進める大規模AIデータセンター投資がある。 Googleはこの2年、TPUの普及を強化してきた。TPUはコストがNVIDIA GPUより低いことに加え、企業向けのセキュリティ要件に適した設計となっている。またGoogle内部では「TPUビジネスの売上をNVIDIA AIチップ事業の1/10規模まで育てる」という目標が掲げられている。 Metaはここ2年間、NVIDIAの最大級の企業顧客であり、調達リスクの分散は重要課題だった。TPU採用の検討は、このリスク低減策の一つとみられる。 台湾サプライチェーンには広範な波及効果が見込まれる。 台積電(TSMC):TPU量産の主要製造委託先。 聯發科(MediaTek):データセンター
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11月29日
1129 台灣におけるシリコンフォトニクス技術の現状と課題
AI需要の拡大に伴い、データセンターでは銅線から矽光子(Silicon Photonics)への移行が注目されている。しかし現時点では、矽光子が使われているのは長距離伝送のみで、中・短距離は依然として銅線が主力である。これは、最新の銅線技術が100〜200 Gbit/sまで高速化し、矽光子と同等レベルに近づいたためである。 矽光子の要となるのが「光引擎(Optical Engine)」であり、台湾でこの製造能力を持つのは現状では台積電のみ。工研院は、複数企業が光引擎を開発できるよう支援し、台湾全体で矽光子技術を底上げする「国家隊」形成を進めている。 矽光子には、電気信号を光に変換し再び電気に戻す工程が必要で、調整作業の複雑さやアライメント精度などの課題がある。特に、複数芯の光纖束(fiber ribbon)を光引擎に正確に挿入する作業は量産面で難易度が高く、コスト高の要因になっている。 一方、技術進化は進んでおり、従来の「PCBを経由して光信号を引き込む方式」から、光纖をチップのすぐ横まで直接引き込む方式へと変わりつつある。将来的には、**光引擎
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11月29日
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