0316 電動車インバータ市場、800V化とSiC普及で新段階へ
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- 3月16日
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TrendForceの最新の電動車用トラクションインバータ調査によると、2025年第4四半期は純電気自動車(BEV)の販売台数が前年同期比で増加したことを受け、世界のインバータ市場の搭載台数は約965万台に達し、過去2年で最高水準を記録した。これは電動化の進展と、車両1台当たりに搭載される電動駆動システムの普及率が引き続き上昇していることを示している。
2025年第4四半期の世界トラクションインバータ市場は、BEV販売の回復により約965万台と過去2年で最高の出荷量となった。2024年同期の867万台からさらに拡大し、中国と欧州市場の需要回復が主因である。価格下落の影響で市場規模は55億ドルから53億ドルへ微減したが、「数量増・価格安定」の構図が続いた。電圧別では800Vに相当する550V超の高電圧システムが前年比38%増の139万台と最も高い成長を示し、普及率は14%に上昇。300~550V帯は604万台で主流を維持する一方、300V以下は減少した。高電圧化によりSiCパワー半導体の採用が拡大し、効率と急速充電性能が向上している。企業別ではBYDが約17%で首位、Densoが約11%で続き、HuaweiやInovanceなど中国勢も台頭している。市場は高速成長期から、規模拡大と技術高度化が並行する段階へ移行しており、今後は800V化、多機能統合、SiCコスト低下が成長を牽引する見込みである。


