TSMCの海外展開に関心集まる 魏哲家董事長「技術機密の流出はない」(6/4)
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- 6月4日
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概訳LEAD 台湾積体電路製造(TSMC、証券コード:2330)は昨日(3日)、株主総会を開催し、海外拠点展開に対する関心が高まった。ある株主から「海外に工場を設立することで、TSMCの技術機密が流出する可能性があるのではないか」との質問がなされたが、TSMC董事長の魏哲家氏は、毅然とした態度で「そのようなことはない」と明言した。
また、TSMCが中東に進出するとの報道についても、魏氏は「そのようなことはない」と断言した。
一方、日本・熊本の第二工場に関しては、建設進捗がやや遅れている。第一工場の設立により、現地の交通事情に影響が出ており、それをまず改善する必要があることが主な要因である。
魏氏は、ウェハー製造受託業界における2大競合(インテルおよびサムスン)についても言及した。両社はTSMCの顧客でもあることに触れた上で、「彼らを丁重に扱うが、技術機密を漏洩することはない。規範に則って取引を行う」と語った。

