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TrendForce:AIの旺盛な需要により、2025年第1四半期の世界トップ10のIC設計企業の売上高は前期比6%増(6/12)

  • Guest
  • 6月15日
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TrendForceの最新調査によれば、2025年第1四半期は、米国の関税政策の影響により、最終電子製品の在庫確保が前倒しで開始されたほか、世界各地でAIデータセンターの建設が進行したことを背景に、半導体チップの需要が例年の閑散期を上回る水準となった。これによりIC産業全体のパフォーマンスが向上し、ファブレス(無工場型)IC設計企業の売上高も堅調に推移した。第1四半期における世界トップ10のIC設計企業の総売上高は前期比約6%増の774億米ドルとなり、引き続き過去最高を更新した。


AIデータセンター分野においては、NVIDIAがBlackwell新プラットフォームの段階的な出荷増加の恩恵を受け、2025年1月から3月の売上高は423億米ドルを突破した。これは前期比12%増、前年比では72%増と大幅な伸びを示し、同社は売上高で首位の座を維持している。


ただし、同社の「H20」製品は米国による新たな輸出規制の影響を受けており、第2四半期に損失の計上が予想されている。しかし、単価がより高いBlackwellシリーズが四半期ごとに既存のHopperプラットフォームを段階的に置き換えることで、財務上の悪影響を軽減できる見通しである。


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