0711 電子原材料貿易規模、終端製品を初めて上回る——グローバル電子サプライチェーンの分業体制が一層高度化
- at Hsinchu
- 2025年7月14日
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Global Electronics Association が最近発表した報告書"Interconnected: Global Electronics Trade in an Age of Disruption"によれば、電子機器分野における国際貿易の様相において、部品・部材の取引規模が初めて完成品の規模を上回ったことが明らかとなった。具体的には、半導体、コネクタ、バッテリーといった電子部品の国際取引総額が2.5兆米ドルを超え、スマートフォンやノートパソコンなどの最終製品の取引総額(2兆米ドル)を上回っている。
言い換えれば、電子製品製造に必要な原材料や中間部品の国際貿易額が最終製品を超過しており、これは現代の電子製造がいかに高度かつ複雑で、専門的な国際分業体制のもとで成り立っているかを如実に示している。
加えて、2023年における世界全体の電子産業の貿易総額は4.5兆米ドルに達し、これは全世界のモノの貿易総額の20%超を占めており、実に5分の1が電子産業関連の取引で構成されていることになる。この数字は、一般にグローバルサプライチェーンの代表例とされる自動車産業の1.8兆米ドル(同年)と比較しても、その国際的影響力と経済規模の大きさが際立っているといえる。


