0722 台積電TSMC、AI関連収益が四半期で100億ドル超え ― 2025年も倍増見通しで過去最高を更新へ
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- 7月22日
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台積電(TSMC、2330)はこのほど、2024年第2四半期の米ドル建て売上高が300.7億米ドルに達し、過去最高を記録したと発表した。市場関係者の分析によれば、同四半期におけるAI関連の売上高が初めて100億米ドルの大台を突破し、今後も増加が見込まれており、通年でも過去最高の記録を塗り替える見通しである。
台積電は年初の決算説明会において、「AI関連需要」の定義を初めて明確化した。その定義には、データセンターにおいてAIの学習(トレーニング)および推論(インファレンス)処理を担うAIアクセラレータ向けのGPUおよびASICに加え、高帯域幅メモリ(HBM)のコントローラーも含まれている。
台積電は、2024年におけるAIアクセラレータ関連の収益が前年に比べ倍増すると見込んでいる。市場アナリストの試算によれば、同年のAI関連収益は約4,341億新台湾ドルに達する見通しであり、2025年にはさらに倍増し、8,683億新台湾ドルを超える水準になると予測されている。実際に、2024年第2四半期単体におけるAI関連の米ドル建て収益は全体の3分の1以上を占めており、すでに100億ドルを突破している点が注目される。

