0727 大規模罷免失敗による政局構図の維持に関する報告
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- 7月27日
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本件は憲政史上初めて実施された大規模罷免投票の結果についての報道である。去る26日、24名の中国国民党所属立法委員および新竹市長・高虹安氏に対する罷免案は、すべて否決された。これにより、民間団体および民進党支持層によって推進された大規模罷免運動は失敗に終わった。中国国民党は立法院における第一党の地位を維持し、現有議席数52に加え、無所属友好勢力2名および民衆党8名を擁する野党陣営の合計議席数は62となり、与党民進党の51議席を上回る構図が継続している。この結果、頼清徳政権は引き続き「朝小野大(与党が少数、野党が多数)」という政局に直面する状況である。
大規模罷免案がすべて否決されたことを受けて、中国国民党主席の朱立倫氏は、頼清徳総統に対し国民への謝罪を求めた。これに呼応し、民進党主席の黄国昌氏もまた、頼総統の謝罪および卓内閣の総辞職を要求した。一方、野党側のこうした発言を受けて、頼清徳総統はFacebook上にて見解を示し、「これは特定の一方の勝利でも、他方の敗北でもない。投票結果については、すべての人が尊重し、受け入れるべきである」との立場を表明した。

