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0728 半導体成熟製程、注文削減の嵐に直面――聯電UMC・世界先進VIS・力積電PSMCの粗利益率に下押し圧力

  • Guest
  • 7月28日
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本件は、関税戦による前倒し出荷効果の終了、スマートフォン・ネットワーク機器・車載用途といった最終市場の回復の鈍化、さらには新台湾ドルの持続的な上昇圧力という三大要因により、業界において深刻な影響が出始めているというものである。具体的には、複数の主要IC設計企業が、2024年下半期の成熟製程におけるファウンドリ向け投入量を大幅に削減しており、第3四半期だけでも第2四半期比で20〜30%の減少が見込まれている。この結果、関連するファウンドリの稼働率が引き続き低下しており、収益面に大きな打撃を与えている。


市場関係者によれば、成熟製程における半導体市況の悪化により、聯華電子(UMC・証券コード2303)、世界先進(Vanguard・5347)、および力積電(PSMC・6770)の3社は、揃って粗利益率の下押し圧力に直面しているとのことである。


特に、聯華電子および世界先進については、2024年下半期に粗利益率が25%水準を下回る可能性があり、今後20%の維持が一つの防衛ラインとなる見通しである。これにより、両社の収益性は大きく圧迫されることとなる。一方、力積電はすでに第2四半期において1株当たり純損失が0.8元となり、これで7四半期連続の赤字計上となった。加えて、同四半期の粗利益率も依然としてマイナスであり、下半期においても赤字継続の懸念が高まっている。


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