top of page

0813 TrendForce:2025年AI需要が独走、2026年は電子産業が低成長局面に直面

  • Guest
  • 8月14日
  • 読了時間: 2分

TrendForceの最新調査によれば、2025年の世界電子産業は極めて分化した様相を呈している。データセンター構築需要を背景とするAIサーバーが好調を維持する一方、スマートフォン、ノートPC、ウェアラブル機器、テレビなどの最終製品は、高インフレ圧力、新製品の革新性不足、さらに地政学的不確実性が重なり、成長停滞に陥っている。2026年には電子産業全体の成長動力がさらに鈍化し、本格的に低成長の調整局面に入ると予測される


2025年の電子産業は、米国の潜在的関税障壁や地政学リスクの回避、中国における上半期の補助金政策の恩恵を受け、サプライチェーン全体で顕著な前倒し出荷が見られた。サーバー、タブレット、ノートPC、モニター、自動車などでは、出荷のピークが従来の下半期繁忙期から上半期に移行し、年間出荷比率はほぼ50:50となった。この現象は上半期の売上増に寄与した一方、下半期には懸念材料を残している。前倒し需要が消化された場合、第4四半期には受注減少と高水準の流通在庫圧縮という二重の圧力に直面する可能性がある。


TrendForceは、2025年のAIサーバー出荷量が前年比20%超の増加になると見込んでいる。クラウドサービスプロバイダー(CSP)がNVIDIAの高性能GPUや自社開発ASICチップに資本支出を集中させる動きは、汎用サーバーの調達予算を圧迫する要因になると分析している。


bottom of page