0908 Mediatek、Apple Watchの大型受注を獲得 初の5Gデータモデムチップ供給へ
- Guest
- 9月8日
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米国時間9日に開催されるAppleの秋季新製品発表会では、市場の注目がiPhone 17シリーズに集まる一方で、新型Apple Watchの同時発表も有力視されており、大きな話題となっている。業界関係者によれば、聯発科技(MediaTek)が新型Apple Watchのサプライチェーンに参入し、5Gデータモデムチップを供給する見通しである。これはMediaTek(2454)の5G製品が初めてアップルに採用される事例であり、極めて大きな意義を持つ。
関係筋の情報によれば、今回の発表会ではApple Watch製品ライン全体が刷新され、最上位機種のUltraからエントリーモデルのSEまで、新たなラインアップが投入される見込みである。また、アップルは自社製モデムチップの採用比率を高め、QualcommやIntelへの依存度を引き下げる方針とされる。特にApple Watch Ultraは初めて5Gおよび衛星通信機能を搭載する見通しであり、その他の2モデルは引き続き4G LTE仕様を維持するとみられている。
さらに、サプライチェーン関係者によれば、MediaTekは新型Apple Watch向けに5G分離型データモデムチップを供給する予定であり、同社が高付加価値チップでアップルのエコシステムに参入するのは初めてである。この5G機能には低消費電力を特長とするRedCap技術が採用され、加えて衛星通信機能も組み合わせることでアップルの採用に至ったとされる。既にMediaTekの5Gデータモデムチップは量産出荷が開始されており、その供給は年末にかけて拡大する見通しである。

