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1006 光寶科技Liteon、AI電源関連成長

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  • 10月6日
  • 読了時間: 2分

法人によると、光寶科技Liteonの2025年8月単月売上高は156億5,000万台湾ドルとなり、前月比13.3%増、前年同月比29.8%増と近年最高水準を記録した。7〜8月累計売上の進捗率は約71%に達し、当初計画を上回るペースで推移。主因はAI向け電源供給装置(PSU)およびバックアップバッテリー(BBU)の出荷が想定以上に好調であったためである。

この結果を受け、法人は第3四半期の売上予想を449億元(従来417億元)へ上方修正し、前期比成長率を11.2%(従来3.1%)へ引き上げた。製品ミックスの改善効果により、**粗利益率は23%**に達する見込みである。


さらに法人分析によれば、光寶科技のAI電源成長ドライバーは以下の三領域に集約される。


(1)AI演算サーバー向け5.5kW PSU(33kW Power Shelf)製品が依然主流であり、今後Power Rackの採用拡大とともにBBUの搭載率が大幅に上昇する見通し。


(2)新設BBU生産ラインは2025年第3四半期に稼働予定で、A社向けASICサーバーキャビネットの需要に応えることで売上増に寄与。


(3)2025年第4四半期には、A社向けに54V・500kWの試作機を出荷予定で、1キャビネットあたり2台のTrainium 3サーバーに対応可能となる。


また、高電圧電源キャビネット(HVDC)製品についても認証が順調に進展しており、2026年下半期に400V製品を出荷、2027年には800V版の投入が見込まれる。これにより、光寶科技は次世代AIデータセンター向け電源ソリューション市場での存在感を一層高めることが期待される。


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