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1013 TrendForce:2026年のCSP資本支出は5,200億米ドル超へ―GPU調達とASIC開発が成長を牽引し過去最高を更新

  • Guest
  • 10月14日
  • 読了時間: 2分

TrendForceの最新調査によれば、AIサーバー需要の急速な拡大に伴い、世界の大手クラウドサービスプロバイダー(CSP)は、NVIDIA製GPUを搭載したラック単位の統合型ソリューションの調達を拡大し、データセンター等の基盤インフラの増設を進めるとともに、自社開発によるAI ASICの強化を加速させている。これにより、2025年にはGoogle、AWS、Meta、Microsoft、Oracle、Tencent、Alibaba、Baiduの八大CSPによる総資本支出が4,200億米ドルを突破する見通しであり、この規模は2023年と2024年を合算した水準に匹敵し、前年比では61%という著しい増加率となる見込みである。


TrendForceはさらに、2026年においてもGB/VRなどのAIラックソリューションが引き続き拡大することで、八大CSPの総資本支出は前年比24%増の5,200億米ドルを超え、過去最高を更新する可能性が高いと指摘している。加えて、支出構造はこれまでの収益創出に直結する設備投資から、サーバーやGPUといった短期資産への投資へとシフトしており、短期的な利益改善よりも中長期的な競争力および市場シェアの強化を優先していることが示唆される。


2025年には、GB200およびGB300ラックがCSPにおける重点的な整櫃型AIソリューションとして展開され、需要拡大は当初予測を上回る見通しである。主要顧客は北米の4大CSPおよびOracleであるが、Tesla/xAI、CoreWeave、Nebiusといった企業においても、クラウドAIリースサービスや生成AI運用を目的とした需要が増加している。さらに2026年には、CSP各社がGB300ラック整櫃型ソリューションの導入を本格化させ、同年下期よりNVIDIAの新世代「Rubin VR200ラック」への移行を段階的に進める計画である。





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