1020 輝達(NVIDIA)新世代サーバープラットフォーム「Vera Rubin」 鴻海が先行開発で主導権確保 来年以降も業績拡大見通し
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- 10月20日
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鴻海Foxconn(2317)のAIサーバー事業は、次々と新たな成長段階へ進んでいる。NVIDIA(輝達)製のGB200およびGB300 AIサーバーラックの出荷に続き、同社はすでに次世代「Vera Rubin」プラットフォームのサーバー開発に着手したとの報道がある。量産および出荷は2026年上半期を目途としており、2026年から2027年にかけて業績を大きく押し上げる成長エンジンとなる見込みである。
鴻海側はこの件について公式なコメントを発表していないが、業界関係者によると、同社の本年度出荷の主力はNVIDIA GB200対応のAIサーバーラックであり、本年中に納入を完了する予定とされている。また、GB300ラックについては9月より出荷を開始しており、来年にかけて継続的に出荷が行われる見通しである。
次の成長フェーズに備え、鴻海はすでにNVIDIA次世代「Vera Rubin NVL144 MGX」プラットフォームの開発に着手しており、出荷開始時期は来年下半期と予測されている。
鴻海はNVIDIAの最新世代AIサーバー開発における主要パートナーであり、出荷拡大に伴い、同社の世界サーバー市場シェアも一段と向上する見込みである。米系外資の試算によれば、AIサーバーラック単位での市場シェアは最大60%に達する可能性があるという。また、AIサーバーラックの出荷台数は、2025年に約1.1万ラック、2026年に約2.9万ラック、2027年には約4万ラックに拡大する見通しである。

