1113 鴻海AIサーバー事業の成長加速と2026年展望
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- 2025年11月13日
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鴻海Foxconn(2317)董事長・劉揚偉は12日の法說會で、AI需要が極めて強く、本季の業績は顕著に成長すると説明した。特にAI機櫃(AIサーバーラック)需要は来年倍増すると見込み、2026年も強い成長を予測している。
鴻海は、今年目標としていたAI伺服器年間1兆元の売上を前三季で達成。第3季はAI機櫃の出荷が季増300%と急増し、AI市場の過熱感を裏付けた。さらに、本季もAIと消費智能產品の需要が堅調なため、通期の消費智能產品見通しを「微減」から「持平」に上方修正。AI伺服器の強い需要が雲端網路產品の大幅成長を牽引する見通しである。
製品面では、AI機櫃ラインアップをGPUからASICソリューションへ拡張。また、GB300世代の新機櫃は良率が既存水準まで向上し、第4季以降の出荷が高い増勢で加速する。
生産体制では、米国(テキサス・カリフォルニア・オハイオ・ウィスコンシン)での設備投資を拡大し、主要顧客の急拡大需要へ対応。さらに、米・日・台の主權AIプロジェクトへ参画し、2026年にはAIサーバー市場シェアを現行40%からさらに引き上げる計画である。
需要面では、今年のAI機櫃需要は3万〜5万櫃、来年は5万〜6万櫃、一部では10万櫃の可能性も指摘される。
【推定】
・鴻海が米国の複数州で積極投資を進めている背景には、北米クラウド大手(Hyperscalers)のAIサーバー内製志向と、地政学リスク回避需要があると考えられる。
・GPUに加えASIC対応を進める姿勢は、NVIDIA偏重リスクの低減と、顧客別カスタムAIシステム(CSP・政府系AI)の増加を意識した戦略と推測される。
・CSPの資本支出6,000億ドル規模が示される中、鴻海の供給能力が既にボトルネック化しつつあり、設備投資の加速は市場シェア拡大の好機とみられる。


