1124 鴻海Foxconn×MKタクシーのEV協業がもたらす日本市場での実装加速
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- 2025年11月24日
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鴻海Foxconn(2317)は電動車事業で新たな進展を見せた。日本の大手タクシー会社MKホールディングスの青木信明社長がTV Tokyoの独占取材に対し、2027年に鴻海製EVを導入する計画を明かした。MKグループは1960年創業で、東京・京都・大阪・名古屋・札幌・福岡・沖縄等9都市でサービスを展開する老舗タクシー会社である。
MKが検討する車両は、鴻海科技日で発表された**新型「Model A」**である。業界関係者は、MKの大量導入が鴻海EVの知名度向上および収益拡大を後押しするとみている。
製造体制について、鴻海の劉揚偉董事長は「Model Aは日本人エンジニアが設計し、将来は日本国内生産を視野に、日本法人も設立する」と説明した。鴻海EV戦略長の關潤も「Model Aは可能な限り日本で製造し、日本市場向けに販売したい」と述べた。
MKグループは2030年の京都での自動運転ロボタクシー導入を目標に掲げており、無人で安全運行できる技術の実用化を見据えている。青木社長は「鴻海がその鍵になる可能性がある」とし、協業深化の余地を残した。
同社は2025年に車両の30%をEV化し、2030年には全車EV化を計画。鴻海はその移行において重要パートナーと位置づけられている。青木社長によれば、両社は約1年前から継続的に協議しており、2027年導入は試算や実車評価を踏まえた結果であり、拙速な判断ではないという。
【AI推定】
鴻海のEV事業は、ODM型アプローチを維持しつつ「日本市場での実運用」という高い品質要求に直接アクセスすることで、技術信用力と事業モデルの実証を同時に獲得する狙いがあると考えられる。特に日本でのロボタクシー検証は安全・制度面のハードルが高く、ここでの成功は鴻海の自動運転パートナーとしての国際的信用を高める可能性が大きい。
また、国内生産の可能性を示す点は政策的メリットを意識した布石であり、鴻海が日本の“次期EV製造インフラ”の一部を担う構想を描いている可能性もある。MK側も高品質サービスを武器に、EV化+自動運転による事業構造転換を狙っているとみられる。

