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1129 MetaのTPU採用検討と台湾サプライチェーンへの影響

  • Guest
  • 2025年11月29日
  • 読了時間: 2分

報道によると、MetaはGoogleと協議を進めており、2027年から自社データセンターでGoogle自社開発のTPUを大規模に採用する可能性がある。また、最短で来年からGoogle CloudのTPUをクラウド経由で利用開始する案も検討されている。背景には、NVIDIA GPUの不足と長期化するリードタイム、およびMetaが進める大規模AIデータセンター投資がある。


Googleはこの2年、TPUの普及を強化してきた。TPUはコストがNVIDIA GPUより低いことに加え、企業向けのセキュリティ要件に適した設計となっている。またGoogle内部では「TPUビジネスの売上をNVIDIA AIチップ事業の1/10規模まで育てる」という目標が掲げられている。


Metaはここ2年間、NVIDIAの最大級の企業顧客であり、調達リスクの分散は重要課題だった。TPU採用の検討は、このリスク低減策の一つとみられる。


台湾サプライチェーンには広範な波及効果が見込まれる。


  • 台積電(TSMC):TPU量産の主要製造委託先。

  • 聯發科(MediaTek):データセンター向けASICの案件が進行しており、2027年以降に数十億ドル規模の売上貢献を予測。TAMは400億→500億ドル超へ上方修正。

  • 世芯-KY(Achip):Google TPU向けASIC設計の長期パートナーで、外部顧客への展開が進めば受注拡大が見込まれる。

  • 欣興(Unimicron):TPUが要求する高多層ABFの需要増により、稼働率が上昇。

  • 台達電(Delta Electronics):TPUサーバは消費電力が高く、Googleデータセンターの電源・冷却供給を担う同社には追い風。


聯發科は、第二の大規模クラウド企業と新たなASIC案件も協議中で、2年以内に10〜15%の市場シェア獲得を目標としている。


AI推定|AIインフラ多様化と台湾の役割強化


MetaがTPUを採用すれば、AIインフラは「NVIDIA中心から複数アーキテクチャ併存」へと移行する可能性が高い。TPUは特定用途で高効率なため、GPUとの使い分けが進み、大規模クラウド事業者の調達戦略はさらに分散化する。台湾サプライチェーンは、ASIC設計(世芯)〜製造(TSMC)〜ABF基板(欣興)〜電力・冷却(台達電)まで一気通貫の体制が強化され、NVIDIA依存の低下と新規成長軸の拡大が期待される。


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