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1210 H200対中輸出の緩和と台湾サプライチェーンへの影響

  • Guest
  • 2025年12月10日
  • 読了時間: 2分

米国のトランプ大統領は 8 日、習近平国家主席に対し、輝達(NVIDIA)の H200 GPU を条件付きで中国に輸出する方針を伝え、習氏から前向きな反応を得たと明らかにした。

米国政府は、この販売額の 25%を取り分として徴収する仕組みを検討しており、徴収方法としては、台湾メーカーが米国で安全保障審査を受ける際に「輸入税」形式で課す案が有力とされる。


H200 は従来の H20 より高性能で、NVIDIA の中国向け売上は少なくとも 80 億ドルに達する可能性がある。これに伴い、製造を担う TSMC の 4nm 投片量も増加する見通しである。

分潤率は 15% から 25% へ引き上げられたが、市場ではなお成長メリットの方が大きいとみられている。発表後の株価は、NVIDIA が 0.8%、TSMC ADR が 0.7% それぞれ下落した。


トランプ氏は自身の SNS「Truth Social」で、強力な安全保障条件を維持した上で H200 の輸出を認めると表明し、同様の枠組みを AMD や Intel などにも適用すると述べた。ただし、より先進的な Blackwell や Rubin は今回の緩和対象に含まれない。


NVIDIA は声明で、政策判断を歓迎し、「商務部の審査を経て H200 を提供する仕組みは、米国の製造業と高付加価値雇用にとって有益である」とコメントした。


台湾サプライチェーンに対しては、H200 の対中出荷が再開されることで、TSMC・鴻海・英業達・神達 などが恩恵を受けるとの見方が強い。

具体的には、


鴻海Foxconn:AI サーバー完成品の組立需要が増加

神達(MiTAC):主要顧客である浪潮(Inspur)の受注増が見込まれる

英業達(Inventec)阿里巴巴・百度向けで、新しい L6 主機板設計や受託生産案件が派生し、サーバー出荷の増加要因となる


【AI推定】

米国が 25% の徴収を課すのは、中国への供給を認めつつも、輸出規制の枠組みを実質的に維持するための措置と考えられる。Blackwell や Rubin を引き続き禁輸としたのは、中国の AI 計算能力を一定水準以下に抑える地政学的意図が明確である。

短期的には台湾サプライチェーンに追い風となるが、米中間の政策は再び変更される可能性が高く、サーバー OEM にとっては先行き不透明感が残る。一方で、H200 が当面の主力として供給継続されることは、2025 年の AI サーバー市場の底堅さを支える要素となる。


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