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1215 聯發科Mediatek、Google TPU受託拡大でASIC事業が本格離陸、TSMC CoWoS支援も急増

  • Guest
  • 4 日前
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Googleの張量處理器(TPU)需要拡大を背景に、聯發科Mediatek(2454) がGoogle向けTPUの受託規模を大幅に拡張していると業界で伝えられている。聯發科が設計を手掛けるGoogle初のTPU 「v7e」 は、2026年第1四半期末 にリスク試作(風險性試產)へ移行予定とされ、あわせて次世代TPU 「v8e」 の受注も獲得したとされる。

これに伴い、聯發科は 台積電(TSMC) に対し、先進製程および CoWoS先進封装 の追加確保を進めており、TSMCもこれを積極的に支援している。供應鏈によれば、v7eは試作段階であっても、後続の認証が順調に進めば量産相当として顧客に供給される可能性があり、Googleの短期的な供給ニーズに対応する狙いがある。

当初、聯發科とTSMCが協議していたGoogle関連の CoWoS年產能は約1万片 規模とされていたが、v7e需要の急増を受け、約2万片 へ倍増したとの見方がある。さらに、v7eの量産拡大と v8e の立ち上がりにより、2027年にはCoWoS年產能が15万片以上 に達し、2026年比で7倍超 に拡大する可能性が指摘されている

聯發科および台積電はいずれも個別顧客や案件内容について公式コメントを控えているが、聯發科執行長の 蔡力行 氏は、同社初のAI加速器ASICプロジェクトが順調に進行していることを明らかにし、2026年にクラウドASIC関連売上10億米ドル、2027年には数十億米ドル規模 への成長目標を示している。また、より高難度の後続案件が進行中で、2028年以降の売上貢献 を見込むほか、第2のハイパースケールデータセンター事業者 との新規ASIC案件も協議中である。


【推定】


聯發科のGoogle TPU受託拡大は、同社ASIC事業が「補完的収益源」から「中核成長エンジン」へ移行する転換点を示唆する。TSMCが3nm製程とCoWoS產能を重点配分している点から、Google向け案件は長期継続型とみられ、v7e/v8eを起点に、聯發科がハイパースケーラー向けAI ASIC設計の有力プレイヤーとして地位を確立する可能性が高い。


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