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1229 NVIDIAとGroqの提携がAIのメモリ革命を起こす、台湾勢が最大の供給基盤に

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  • 2025年12月29日
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**NVIDIAは、AI新創企業のGroq**と提携し、SRAM(静態随機存取記憶体)を中核に据えた低消費電力・高効率の言語処理プロセッサ(LPU)の開発を加速させる方針を示した。GroqのLPUは、現在主流のHBM(高頻寬記憶體)を用いず、オンチップSRAMのみで高速推論を実現する点が特徴であり、HBM供給制約の影響を受けない構成となっている。


NVIDIAはクリスマスイブにGroqと非独占的技術ライセンス契約を締結し、同社の幹部および研究開発チームを迎え入れたとされる。海外報道によれば、投資額は200億米ドル(約6,200億台湾元)規模に達し、NVIDIA史上最大級の戦略投資とされている。GroqのSRAMベースLPU技術は、AI推論コストの低減と計算資源の可及性拡大を可能にすると評価されている。


SRAM需要の急浮上により、供給の主力を担う台湾メーカーが注目されている。主要供給企業は**力積電PSMC(6770)、華邦Winbond(2344)、愛普APMemory(6531)、鈺創Etron(5351)**である。特に力積電は、SRAMの量産に必要な成熟製程と安定した生産能力を有し、多数のSRAM設計会社から受注を獲得している。


愛普は高效能記憶體IPと先進封装技術を強みとし、低消費電力・高頻寬SRAMアーキテクチャを展開するとともに、ApSRAM製品を投入している。華邦は設計・製造一貫体制を活かし、車載、工業、通訊、AIエッジ分野向けの客製化・嵌入式SRAMを拡大している。鈺創はSRAMおよび特殊用途メモリのIP設計に注力し、AIアクセラレータ向け需要への対応を進めている。


Groqは既に30万社超の顧客基盤を有し、サウジアラビアのAI事業者Humainが同社チップをクラウドサービスに採用している。今後、NVIDIAはGroqのSRAMアーキテクチャを「AI Factory」プラットフォームに組み込む方針であり、SRAMはAI推論の主流用途へ本格参入する見通しである。


推定


HBM不足と推論需要の急増を背景に、SRAM中心のAI推論アーキテクチャは中長期的に拡大すると推定される。NVIDIAがAI FactoryにGroq技術を組み込むことで、SRAMは「補助的メモリ」から「推論中核メモリ」へと位置付けが転換し、台湾SRAM供給網が次世代AIメモリの主戦場になる可能性が高い。



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