0120 南亜科技、設備投資500億元へ拡大 DRAM需給逼迫を背景に過去最大規模の増産
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- 1月20日
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DRAMメーカーの南亜科技(Nanya 、2408)は、2026年の設備投資額を500億元とする計画を発表した。前年比2.7倍(年増273%)で、同社として過去最大規模となる。主用途は新工場の生産能力拡充で、2028年上半期に月産2万枚の新規キャパシティ稼働を見込む。
同社によると、DRAM需給は引き続き逼迫しており、2025年第4四半期には急ぎのスポット案件および長期契約を含む平均販売価格(ASP)が前四半期比30%超上昇した。価格は現在も上昇基調にあるが、上昇幅は2025年第4四半期ほど大きくならない可能性がある。一方、価格上昇を背景に、今四半期の粗利益率は改善が見込まれている。
供給面では、AI用途向け高帯域幅メモリ(HBM)が一般DRAMの2〜3倍の生産能力を必要とするため、DDR4およびLPDDR4など従来型製品の供給が圧迫されている。加えて、先端プロセスへの移行後は旧世代製品への回帰が困難であり、供給の柔軟性が制限されている。
2025年第4四半期においてDDR4およびLPDDR4は同社生産の約7割を占めており、現在も市場では供給不足が継続している。同社は2026年のビット成長率(bit growth)を10%超と見込んでいる。500億元の設備投資のうち、62億元は前年からの繰越分で、残る438億元は約70%を工場インフラ、30%を設備に充当予定であり、最終決定は取締役会承認を要する。
【AI推定】
南亜科技の大規模設備投資は、短期的なDRAM価格上昇への対応にとどまらず、HBM偏重による構造的な供給制約が長期化するとの判断に基づく可能性が高い。特にDDR4・LPDDR4不足を背景に、同社は「安定供給を重視する顧客」の囲い込みを進め、中長期契約を軸とした収益安定化を狙っていると推察される。

