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生成AI関連で急成長する台湾の輸出及び主要企業(2026年8月時点)

Guest
11 分前
読了時間: 2分

2026年、2300万人の台湾の輸出額が、1.1億人の日本の輸出額を抜く見込みだ。台湾と日本の輸出額を、10年前の2015年から比較したのが下図1である。


図1 台湾と日本の輸出額(2015-2026予想)
図1 台湾と日本の輸出額(2015-2026予想)

台湾の輸出額は2025年に初めて6,000億米ドルを超え、2015年比で2.25倍に拡大した。一方、同期間の日本の輸出額は1.18倍の伸びにとどまっており、台湾の輸出拡大が際立っている。


台湾の輸出は、コロナ禍の2019~2022年に大きく伸びた。在宅勤務やオンライン活動の拡大を背景に、世界的にパソコンや通信機器などの情報通信関連需要が増加し、台湾の半導体や電子機器の輸出を押し上げたためである。


2023年には在庫調整の影響から一時的に伸びが鈍化した。しかし、2022年11月のChatGPT公開を契機に生成AI市場が急速に拡大すると、AI向け半導体、サーバー、関連部品・機器への需要が急増した。その結果、台湾の輸出は再び拡大基調を強め、現在も高い伸びを続けている(図2)。


図2 台湾の製品別輸出
図2 台湾の製品別輸出

特に、生成AI時代が本格化している2023年から2025年の3年間を見ると、情報・通信・映像音響部品(AIサーバーを中心とするコンピューティング機器)の伸びが際立っている。同期間に「情報・通信・映像音響部品」の輸出額は3.02倍(CAGR+74%)に拡大し、輸出全体の伸びの1.48倍(CAGR+22%)を大きく上回っている。


この成長を牽引する主要企業は、Foxconn(鴻海)、Quanta(廣達)、Wistron(緯創)、Wiwynn(緯穎)、Inventec(英業達)、MiTAC(神達)が挙げられる。これら6社の2023年から2026年までの売上高実績および見通しは、表1の通りである。


ただし、各社の売上高にはAIサーバーなどの生成AI関連機器だけでなく、PC、通信機器、その他電子機器などの売上も相当程度含まれる。従って、全社売上高の成長率と比較すると、AIサーバー等の生成AI関連事業の売上高は、これを更に上回るペースで拡大していると推察できる。


表1 主要企業の売上高と成長率(2023年-2026年見込み)
表1 主要企業の売上高と成長率(2023年-2026年見込み)

2023~2025年のCAGRと、2023~2026年の見込みCAGRを比較すると、後者の方が高く、足元2026年上期は売上成長が加速していることがうかがえる。


一方、AI関連市場の急拡大に対する警戒感も高まりつつあり、今後の需要動向や投資動向については慎重に注視する必要がある。

株式・金融市場では「AIバブル」を懸念する。しかし、AI関連の実需については、短期的な変動や調整を伴いながらも、中長期的には成長が続くと考えている。この点については別途報告する。

むしろ個人的により大きな懸念を抱いているのは、AI技術そのものの急速な進展と、それが制御を超えた場合の人間社会へ与え得る重大な影響である。


kaze26tw.biz

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